読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

資格取得道場

資格は心のサプリ。稼げる資格と稼げない資格の比較や新しくできた資格、意外に使える資格を紹介。

【スポンサーリンク】

聞きなれない国家資格「海事代理士」。年収1,000万円超えも狙えるって本当?

【スポンサーリンク】

海事代理士という国家資格を知っていますか?

海事代理士は、船舶や船員に必要な手続き書類を代行して作成・申請を行う職業です。漁船・クルージング船・運輸船を所持するためには国への申請が必要で、その手続きは特殊なので専門家である海事代理士が独占的に行っています。

難しい言葉が並びましたが、つまり、海事代理士は、「専門的な国家資格なので高い給料が見込めそう」ということ。

海が好きで、海に関係する仕事に就きたいという方には是非、知ってもらいたい国家資格です。

ここでは、海事代理士の資格は誰でも受けられるのか、難易度はどれくらいか、勉強方法、就職先、実際の年収について紹介していきたいと思います。

受験資格

試験受験資格は学歴不問ですが、未成年者はNG。犯罪の観点から犯罪歴があり執行猶予から2年以上経過していない人、資格登録を抹消され5年以上経過していない人は受験できません。

大学卒や指定校の講習が必須ではないので、20歳以上で犯罪歴がなければ誰でも目指せます。

試験内容

試験内容は、筆記と口述の2つの試験に分かれます。

筆記は一般的な法律常識と、海事法令の2つの項目に分かれています。憲法、民法、商法第3編「海商」、国土交通省設置法、船舶法、船舶安全法など15法令の中から出題されるので、海に関する法律は全て勉強しておかなければいけません。

口述試験は、海事法令から問題が出題され、面接形式で回答します。船舶法、船舶安全法、船員法、船舶職員及び小型船舶操縦者法から出題されます。法律の知識があることはもちろん、限られた時間内で的確に答える能力が必要とされます。

合格点は筆記試験で全問題220点のうち60%ほど取れれば合格。筆記試験が合格点に達していないと口述試験は受けられません。口述試験も60%以上が合格点です。筆記試験さえ受かってしまえば口述試験で大きな間違いをしない限り、だいたいの方が合格できるようです。

合格率

合格率は筆記試験で約46%、口述試験で約85%。国家資格の中では合格率が高く、難易度は低めです。

勉強が苦手、学歴がないなんて方でも目指しやすい国家資格ですね。

試験日と申込

試験の申し込みは8月上旬から。筆記試験は9月の上旬、口述試験は11月の下旬に行われます。試験会場は筆記試験は全国11ヶ所で行われますが、口述試験は東京のみなので地方の方は遠征が必要な点は頭にいれておきたいところ。

申し込み期限や試験日は年度により異なるので、国土交通省の海事代理士のページをよく確認してください。

試験対策

海事代理士の授業を受講できる資格スクールが少ないので、独学で勉強する方がほとんど。

目安の勉強時間は約1年程。毎日コツコツ、2~3時間くらいの勉強量で合格した方が多いようです。

合格者の中には、マリン倶楽部で友人を作り、海事代理士を紹介してもらったり、口述試験の模擬試験を行ってもらうなど対策を練っています。

資格スクール

TACやLECといった大手資格学校では講習が行われていません。唯一試験対策を行っているのは、「海事代理士試験研究センター」。試験対策用のテキストが揃えられる「ReaL海事代理士講座Lプラン」や、口述対策ができる「口述試験マスター講座」があります。

詳しい受講内容や費用を知りたいという方は、海事代理士試験研究センターの事務局へ問い合わせてみてください。

独学合格者がおすすめする参考書

独学で合格した方が使っていた参考書をまとめてみました。

  • 『海事代理士合格マニュアル』
  • 『実用海事六法』

就職先

就職先は海事代理事務所や行政書士事務所などで、将来は独立することも可能です。

ただ、独立するには行政書士や司法書士の資格も同時に取得しておく方が無難です。というのも、海事代理士が行う船舶関連の諸手続きの約7割りは行政書士事務所が行うことが多いからです。

年収

海事代理士の年収は約100万~1,000万円。平均月収は20代で15万円、30代で20万円、40代で60万円程。

年収の差が広い職業です。その理由は、海事代理士として働き始めたばかりの人は見習いとして業務を覚えるところから始めるので、月収が10万円程度だから。年収1,000万円の高給与を目指すなら、事務所に勤務して経験やコネを作り、独立するのがよいと思います。

まとめ

海事代理事務所は資格を持っていれば高給料という訳ではなく、行政書士や司法書士事務所で経験を積まなければ年収1,000万円以上は難しいです。マリン倶楽部や行政書士の知り合いを作っておくと就職先に困らなそう。

合格率 筆記試験:46%
口述試験:85%
試験日程 筆記試験:9月の上旬
口述試験:11月の下旬
申し込み 8月上旬~
勉強時間 約1年
資格スクール 海事代理士試験研究センター
おすすめの参考書 『海事代理士合格マニュアル』
『実用海事六法』

国家資格の中では難易度が低く、資格条件がない数少ない国家資格ですので、海や船に携わる仕事をしたいという方はチャレンジしてみる価値はあると思います。