一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会が主催する「レストランサービス技能士」はホテル・レストランで接客業の仕事がしたい方、スキルアップを望む方におすすめ。この資格は国家資格として認められているので、ぜひ取得しておきたい資格です。
- レストランサービス技能士になるには?
- レストランサービス技能士の試験内容について
- レストランサービス技能士の試験会場や試験日・費用など
- レストランサービス技能士の資格を取得するとメリットあり
- 1級合格者は厚生労働大臣名で合格証がもらえる
- まとめ
レストランサービス技能士になるには?
レストランサービス技能士は、平成14年より国家資格となっています。この資格には1級から3級までのグレードにわかれており、実務経験年数により受験できる級に差があります。3級については、レストランサービス関連の授業が行われる大学や短大、専門学校を承認校とみとめ、卒業見込みの学生でも3級の受検が可能となっています。
レストランサービス技能士になるには、年に1回おこなわれる試験に合格する必要があります。認定校で勉強する以外にも、日本ホテル・レストランサービス技能協会が発行する問題集やテキスト、課題と解説DVDなどが販売されています。参考書籍やDVDを見ながら勉強する方法もあります。
レストランサービス技能士の試験内容について
レストランサービス技能士には1級から3級まであります。
3級
3級は食品衛生・公衆衛生に関する一般的な知識の有無、食品や飲料に関する一般的な知識、レストランサービスの種類・準備、食文化に対する知識、関係法規などについての試験があります。実技試験は接客マナーやテーブルサービスになります。
2級
2級は飲料の種類や特徴、宴会の種類や運営、レストランサービスの種類と準備、レストランサービスに関する詳細な知識、苦情に対応するための知識、関係法規、安全衛生などの知識がためされます。実技試験は3級同様、接客マナーやテーブルサービスになります。学科・実技とも100点満点中60点以上で合格となります。
1級
1級になるとレストランサービスや食文化に関する詳細な知識、レストランにおける設備とその取扱い、遺失物に対する一般的な知識、苦情に対する詳細な知識、食品衛生法のうちレストランサービスに関する知識など。実技試験はテーブルマナーや接客マナーにくわえ、ワゴンサービスも実施。
レストランサービス技能士の試験会場や試験日・費用など
学科試験の試験会場は札幌市・仙台市・新潟市・東京都・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市・沖縄市でおこなわれます。学科試験は8月下旬ごろ、実技試験は10月中旬~11月下旬となります。実技試験は開催地や級などによって変動します。HPをよくチェックしてください。学科試験は1・2・3級ともに6,500円。実技は1級23,500円、2級10,500円、3級8,000円となります。
レストランサービス技能士の資格を取得するとメリットあり
レストランサービス技能士は国家資格なので、信頼度が違います。レストランやホテルで働く場合、やはり資格をもっていれば就職・転職には断然有利です。給与も違ってくるでしょう。スキルアップにも最適ですし、レストランやホテル側でも「レストランサービス技能士」がいるのといないのでは大違い。大変有利な資格です。
1級合格者は厚生労働大臣名で合格証がもらえる
1級合格者は厚生労働大臣名で合格証がもらえるほか、1級から3級に合格した方は、希望者にバッジが配布されますので、バッジをつけて業務に従事すれば「レストランサービス技能士」であることが一目瞭然。1級はゴールドバッジなので目立ちます。スペシャリストの証し。
まとめ
レストランやホテルで接客の仕事に携わりたい方には、ぜひ取得しておきたい資格です。国家資格なので就職や転職に有利。難易度は高めですが、挑戦する価値はあります。