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「机上出版」や「卓上出版」と言われるDTPって何に役立つの?勉強法から合格率まで深く紹介

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DTP(Desk Top Publishing)資格はあまり聞き慣れない民間資格ですが、日本語で言うと「机上出版」「卓上出版」となります。

現在はPCで出版に必要な版下の作成やデザインレイアウト、製版などの工程を一人で作成可能となっており、そのすべての過程をスムーズに行えるかどうかを判定するための民間検定となります。

検定は株式会社ボーンデジタルが運営・認定しており、株式会社三越伊勢丹や図書印刷株式会社、またデジタルアート系の専門学校でもDTP検定が積極的に利用されています。編集や出版に携わる方、社内で会議用の資料などを作成する方に役立つ資格です。

DTP検定ってどんな資格?

DTP(Desk Top Publishing)資格はDTPディレクションとDTPビジネスの2つの試験分野に分かれており、どちらを受験してもOKです。両方資格が取得できないときちんと認定できないわけではありません。

普段、社内資料や企画書、チラシの作成をメインで行っている方はDTPビジネスの資格を受験するのがお薦めですし、一人で社内報やタウン誌などの企画、版下製作、紙面デザイン、製版作成をこなしている方はDTPディレクションの受験が最適です。

この民間資格を取得しておけば、就職や転職、昇進などにも有利。とくに広告や出版・編集・社内資料作成担当者の方にとって、この資格は非常に役立ちます。自身のスキルを証明するためにも、積極的に資格を取得しておくと良いです。

受験料や試験について

DTP検定ディレクションもDTP検定ビジネスもどちらも受験料は10,800円で統一されており、両方受験も可能です。試験の受け方がやや複雑で、最初にテストセンター運営元の「J-Testing」に無料会員登録し、それから受験希望地を選択。さらに受験希望日を選択して受験会場を確認してください。

地方(大分県)で検索してみましたが、1か月のうちに約10日受験日がありました。会場が限られてしまいますので、自宅に最も近い受験会場を選択し、申し込みを行います。受験日が年に1~2回ではないため、比較的受験しやすいのが特徴です。受験は希望日に空きがあればスマホやPCからいつでも受験予約が出来ます。試験会場の住所や連絡先も公開されていますので、それら情報を元に試験会場までの道順もわかります。

DTPエキスパートとの違いは?

DTPエキスパート資格は、印刷メディアに関する広い範囲の知識が問われます。DTPエキスパートの場合は出題範囲が広く、DTPや色に対する知識、印刷技術、情報システム、コミュニケーションなど印刷に関わる知識が相当量問われます。

これに対してDTP検定ディレクションやDTP検定ビジネスは印刷メディア全般ではなく、部分的な知識が問われる資格になります。ディレクションの場合は印刷物の全工程の知識が必要となりますが、エキスパートは学科試験と実技試験の2段階試験となっており試験時間も約240分と長丁場です。ディレクションは学科試験のみ、90分で終了。出題範囲や出題量、試験時間などに大きな違いがあります。

就職に役立つ?

図書印刷株式会社や株式会社三越伊勢丹などの会社がこの資格を活用していることから分かるように、ネット全盛の時代でも印刷物の需要はあります。ただ出版不況と言われて久しい今、大規模な印刷事業では生き残ることができないのも現状です。また人員を増やすとコストもかなりかかります。

そこで一人のディレクターが印刷物の企画を考え、写真やイラスト、文章などのデザインやレイアウトを考え、DTPソフトで製版作成を行う力があれば企業内でも高く評価されます。

印刷に携わる仕事でなくても社内資料や会議の資料、外部向け資料を作成する担当者にとって、見やすく分かりやすいレイアウトや色使いで資料が作成できるのは大きな強み。就職はもちろん、転職や昇進にも役立つ資格です。

合格率は?

DTP検定ディレクションの合格率は2014年に65%、2015年に69%、2016年が60%となっており、だいたい60~70%の合格率で推移しています。これに対してDTP検定ビジネスは2014年に47%m2015年に77%、2016年に79%と2014年の合格率が極端に悪いのですが、約75~80%あたりが平均のようです。

どちらの資格も合格率は約70%前後となり、かなり高い合格率であると言えます。試験内容はそれほど難しいものではなく、さらに受験日も一か月のうちに10日前後あるため受験しやすい試験であると言えます。もちろん何もしなくても合格できるわけではないので、試験勉強は必須です。

勉強方法は?

DTP検定ディレクションやDTP検定ビジネスの勉強法は学習教材を購入して独学することです。通信教育や講習会などは開催されていないため、自習がメインの学習法になります。

DTP検定公式ガイドブックとして「印刷メディアディレクション[改訂版]」「DTP検定ディレクション問題集」「DTP検定III種ビジネスDTP公式問題集」「Wordではじめるレイアウトデザイン」など数冊の公式テキストが、検定の運営・認定元である(株)ボーンデジタルから発売されているので、テキストを読み過去問を解くのが合格への近道となります。テキストは1冊約3,500円、問題集は約1,600円と購入しやすい金額ですので、積極的に活用して合格を目指すのが王道です。

まとめ

DTP検定ディレクションやDTP検定ビジネスの資格は印刷業界で働く方はもちろん、広告関連の仕事や編集プロダクションに勤務されている方、社内会議用資料を作る機会の多い方、自作で印刷物を発行したい方、出版デザイン関係の仕事がしたい方などに最適。合格率も6~7割と高めなので取り組みやすいのも嬉しいポイント。