資格取得道場

資格は心のサプリ。稼げる資格と稼げない資格の比較や新しくできた資格、意外に使える資格を紹介。

【スポンサーリンク】

認知症介助士より専門性が高い認知症ケア専門士ってどんな資格?

【スポンサーリンク】

人が老化すると筋力が衰えて転倒・骨折しやすくなるのと同じように、脳もほかの臓器と同じように老化していきます。脳の老化現象の一種が認知症であると言われており、高齢者は一律にこの病気のリスクを負っているのです。超高齢社会に突入した日本では、今後、認知症患者が増加すると厚労省も警鐘を鳴らしていますが、有効な予防法や治療法がなく手をこまねいている状況。

今後も増える認知症患者に対応するため、認知症ケアのための知識や技術を学びたい方は一般社団法人日本認知症ケア学会が主催・認定する認知症ケア専門士資格をご検討ください。

認知症ケア専門士ってどんな資格?

認知症は脳の老化現象と言われており、脳の機能がどんどん低下していきます。記憶力が低下するのはもっともよく知られた症状ですが、他にも計算ができなくなる、手順通りに作業ができない、感情の抑制が効かなくなる、目の前にある物が正しく認識できないなどの症状が出ます。

そんな認知症患者に対して、正しい知識や技能、高度な倫理観で対処できる人材を育成するのが認知症ケア専門士資格です。

この資格は誰でも受験できるものではなく、専門施設などで3年間の実務経験がなければ受験資格は与えられません。また学科試験が通れば合格ではなく、実技試験があるのも大きな特徴になります。

認知症介助士とはどう違うの?

認知症介助士とは学習の内容に重なる部分はありますが、認知症ケア専門士の方がさらに専門性の高い試験になっています。認知症介助士は誰でもすぐに受験できますが認知症ケア専門士は3年の実務経験が必要です。

さらに認知症ケア専門士は学科と実技試験があり、その両方に合格しないと資格は得られません。認知症介助士は初心者の方が認知症を学ぶため、そして認知症ケア専門士はある程度の知識をもつ専門家がさらにレベルアップするための試験と考えておくと良いです。

合格率や難易度は?

認知症ケア専門士の9年間の合格率は約42~64%までの間で推移しています。約半数の方が合格されており難易度は決して高くはなさそうです。こちらの資格では実技問題が出題されます。

実際に認知症役の方を相手にして対処しなければなりません。正解のない試験ですが参考になる書籍などが発売されていますので、それら書籍を参考にして対応するのが最良の道です。

有効な勉強法は?

認知症ケア標準テキストが第1~5巻まで出版されています。最後の5巻は実技試験で参考になる内容となっていますので、合格を目指す方は是非テキストを購入し勉強されてください。5冊分読むとかなりの知識が頭に入りますので、かなり参考になるはずです。

「認知症に関する知識がもともとある」と考えている方も読んでおくと良さそうです。実技試験は5巻を参考にとのことですが、現場ではテキスト通りの対応ができるわけではありません。実技試験でもさまざまな状況に柔軟に対応できるように、日頃から実務経験を通して考えておくのが基本です。

転職や就職に有利?

現在、介護施設では深刻な人手不足に陥っています。資格があるからと言って介護施設への転職・就職が有利になるわけではありません。ただ選考で複数候補がいる場合、資格があれば有利になる可能性は高いです。

どこの介護施設でも認知症高齢者は必ずいますし認知症の方は職員から虐待される可能性が高いため、正しい認知症の知識をもつ職員が一人いるだけでも違います。介護現場は職員不足から、きちんとした教育が出来ていないところも多いのです。

まとめ

認知症ケア専門士は、ある程度の実務経験を経た方がさらに認知症患者への対応や知識、技術、倫理観をブラッシュアップさせるための民間資格です。勤務する施設に認知症患者が多い方、これからグループホームに転職したい方、キャリアアップしたい方などには有利。