ドラマや映画の影響からか、なんとなく格好いいイメージのある行政書士。
お金持ちそう、お堅いっていう印象はあるけど、行政書士って実際になるするのか知らない人が多いと思います。
そこで、行政書士の資格について、仕事内容、どうやったらなれるのか、合格率や年収と、行政書士って何?の疑問を解決していきたいと思います。
行政書士って何する人?
行政書士は主に、行政に提出する書類の作成や申請を行っています。
- 書類作成業務
- 書類提出手続き代行業務
- 契約書代理作成業務
- 相談業務
行政書士の扱える書類は数千種類もある
書類関係の仕事だけでも、飲食店許認可業務を専門とする人、留学生の手続きや国際結婚手続きなどの国際業務を専門とする人など様々なようです。行政書士と聞いてもイマイチ仕事内容を知らない人が多いのは、このように業務範囲が広いことも挙げられるかもしれません。
行政書士の扱える書類は数千種類にもなるので、法律や行政への手続きについてだいぶ勉強が必要です。
行政書士は法関連の資格の1つ
行政書士は、弁護士や司法書士のような法関連の資格の1つです。行政書士の試験に合格すると、菊の花の中に「行」の字をかたどったバッジを取得できます。やっぱりカッコいいですね。
▼弁護士になるのは大変?
行政書士の試験っていつ?
行政書士試験は毎年1回、11月の第2日曜日に行われます。受験料は7,000円です。
一般財団法人行政書士試験研究センターで試験実施日や申し込み方法が確認できます。
勉強時間はどれくらい?
行政書士の資格取得に必要な勉強時間は300~800時間です。長いですよね…行政書士試験に合格するには、短い人で300時間、長い人で1000時間と言われています。もちろん、その人の集中力や学習環境にも左右されるので、あくまで参考にしてください。
どんな試験問題が出る?
行政書士の資格は、合格率は10%を上回ったことがないという国家資格でも難関中の難関です。どんな難しい試験なんでしょうか。試験問題は以下の分野から出題されます。
■ 46問
- 憲法
- 行政法
- 民法
- 基礎法学
■ 14問
- 政治
- 経済
- 社会
- 情報通信
- 個人情報保護
- 文章理解
行政書士は法律系資格の中では比較的取りやすい
法律中心の内容となっているので、元々法律の予備知識があるのかはもちろん、法律をしっかりと理解できているのかどうかという応用力も試されるようです。
でも、行政書士は法律系の国家資格の中では、比較的試験対策がしやすいといわれています。
資格スクールがいい?
独学で勉強する方もいますが、合格率が低いので多くの受験者が資格スクールに通うようです。
大手資格スクールの受講料を調べてみたところ、資格の大原やLECは資料請求しないと分かりませんでした。詳しく知りたい方は資料請求してみるとよいと思います。ユーキャンは63,000円です。
▼大手資格スクールの特徴を知っていますか?
▼ユーキャンの行政書士の通信講座ってどう?
行政書士の年収はいくら?
結構、取得するのに苦労しそうな行政書士の資格。年収が気になります。
行政書士の年収は大体これぐらい!というのは言えません。人によって大きな開きがあるからです。年収200万円の行政書士もいれば、1,000万円の行政書士もいます。
行政書士の年収は努力次第で変わる
行政書士になったからいくら貰えるというわけではなく、行政書士になった後の自分の努力次第で年収は変わると思ってよいでしょう。経験を積み、独立した方が年収1,000万円超えの方が多いようです。
行政書士はほかの資格以上に競争社会。全国に4万人ほどいる行政書士ですが、その数は毎年増えています。今後、より年収の幅は大きくなるといわれています。
まとめ
行政書士の資格は、国家資格の中で試験対策がしやすく、独立にも就職にも役立つ資格です。受験資格がないので、法律関係の知識が初学者でも十分狙える資格になります。ただ、難易度は高いです。
試験日程 | 年1回(11月) |
---|---|
受験料 | 7,000円 |
合格率 | 10% |
勉強時間 | 300~1,000時間 |
年収 | 200万円~1,000万円 (平均年収500万円程度) |
問い合わせ先 | 一般財団法人行政書士試験研究センター |
合格率は10%以下と難易度が高いので、かなり気合を入れて取得を目指さないと難しい資格であることは間違いないです。