応用情報技術者試験(AP)とは、ITエンジニアがレベルアップするために資格です。
(以下、APと略語で書きます。)
この資格は、情報システム関連、ソフトウェア系関連企業への就職に役立ち、プログラムの開発から単体テスト、結合テストまで行えるプログラマーとして働くことができます。
それでは、APの資格について詳しく紹介したいと思います。
APの資格を取ったら年収は上がる?
この資格を取得したからといって、年収に大きく影響することはなさそう。そして、就職や転職に役立つ可能性は低いです。
ただ、大手IT企業であれば資格取得支援制度や資格手当があるので、APの資格手当がある企業へ転職する手はあり。資格手当で月収が約10万円アップしたなんてプログラマーも中にはいます。
高い年収を稼ぐ方法は
IT技術者の年収はどこで働くかによって異なります。より高い年収を稼ぎたいなら、早く人脈と経験を積んで、フリーの外注になるか起業するのが良いと思います。
APの試験内容
AP試験は選択式と記述式の2つに分かれており、選択式は4択で全80問。記述式は11問の中から5問を選択します。どちらも60%以上の得点を獲得できれば合格です。
選択式の試験と記述式の試験
試験内容は、選択式の試験でテクノロジー、技術要素、開発技術、マネジメン、ストラテジ、企業と法務の中からまんべんなく出題されます。
記述式の試験は、経営戦略に関すること、情報戦略に関すること、戦略立案・コンサルティングの技法に関することなど11項目が出題されます。
求められる知識が多く、勉強範囲は多い印象です。
AP試験の合格率と勉強時間
合格率は約20%で、実務経験がない方では取得はまず無理でしょう。年に2回試験は開催されています。目安の勉強時間は、IT企業で予備知識がある人で200時間、一から始める方なら500時間以上は覚悟するべきでしょう。
勉強方法
独学で合格した人よりも、少々お金を払っても資格スクールを選ぶ方多いです。資格スクールによりますが、受講料は高くても10万円に満たない程度です。
独学で合格を目指す!
合格者の口コミを調べてみると、「過去門を徹底的に解く」のが合格の秘訣のようです。過去問は情報処理推進機構のHPから見ることができます。
資格学校を使う!
独学で勉強することもできますが、合格率が低いので資格スクールに通う方が多いようです。受講料の目安は、資格の大原で78,000円~、ユーキャンで59,700円、TACで95,000円です。
▼IT関連の資格を取るならどこの資格学校がいい?
まとめ
AP資格は、年収が確実にアップすると保証される資格ではありませんが、資格手当や資格取得支援がある大手IT企業に勤めている方は是非とも取得して欲しい資格の1つです。
試験問題 | 4択選択式・全80問 |
---|---|
合格率 | 20% |
試験日程 | 年2回(4月・10月) |
勉強時間 | IT経験者:200時間 その他:500時間 |
資格学校の費用 | 資格の大原:78,000円~ ユーキャン:59,700円 TAC:95,000円 |
給料が低いと悩んでいるプログラマーはAP資格の手当がある企業へ転職し、資格を取るのが良さそうです。資格手当ありの求人を調べてみましたが、なかなか求人は見つけにくいようです。
▼IT関連の新しい資格って何?