今日は、家庭料理技能検定という資格について紹介していきたいと思います。
専業主婦で特技を活かして資格を取りたい!
料理が好きで履歴書にアピールできる資格を探している!
そんな方に紹介したい資格がこの資格。
民間資格になりますが、文部科学省農林水産省が後援している資格なので、認知度が高く、料理好きとして豪語するにはもってこいの資格です。あまり聞きなれないかもしれませんが、実は、料理学校の香川栄養学園が始めてから30年の歴史がある由緒正しい資格なんです。
料理教室や飲食店を開きたい、開いているいるけどなかなか人が集まらないという方もこの資格を取っておくと、流行る教室 & お店になるかもしれませんよ。
このページでは、家庭料理技能検定ではどんな問題が出題されるのか、合格率はどれくらいなのか、試験日程、勉強方法をまとめてみました。
どんな試験問題が出題される?
家庭料理技能検定は、1級~5級あります。どれくらいの知識が求められるかまとめてみました。
- 5級:小学生程度
- 4級:中学生程度
- 3級:高校・大学・短大・専門学校の1年生程度
- 2級:食物系大学・短大・専門学校の1~2年生程度
- 準1級:植毛系大学・短大・専門学校2年生程度
- 1級:食物系大学卒業程度
履歴書に書きたい、家で料理教室を開きたいという方は、3級以上は取っておいた方がよさそうですね。
試験は、筆記試験と実技試験がありますが、5級と4級は筆記のみです。
筆記試験では、食生活と栄養、調理と衛生の分野から問題が出題されます。実技試験では、皮むき、輪切りなどの切り方から、火加減、彩り、味付き、衛生的な調理のやり方などが問われます。
料理好きなら実技は問題なさそうですが、筆記試験はしっかり勉強しないと3級以上は難しいようです。
勉強方法
では、どのように試験対策を行ったらよいなのでしょうか。
毎年3月頃に、指定テキストと実技試験の採点ポイントが家庭料理技能検定の公式HPで公開されるので、テキストを購入し、採点指標をチェックしておくと合格しやすいです。
合格率は?
どのくらいの難易度かというと、合格率は調べた限り、発表されていないので、難しいところではあります。2018年以降からデータを公開するとHPに記載されていたので、アップされ次第、紹介していきたいと思います。
過去に合格した方のブログで、受験者数と合格者数が書かれていたので、合格率を割り出してみた。参考程度にいただければと思います。
- 4級:不明(合格者数:349人)
- 3級:約58%
- 2級:不明(合格者数:146人)
- 1級:約14%
5級、4級は受験した人のほとんどの人が合格しているようなので、あまり難しくないようです。3級は半分くらいの方が合格し、1級は受験者数が82人で合格者は12人のみと難関です。
やはり、料理好きの方なら3級から受け始めるのがよさそうですね。料理が全く苦手という方は、4級からチャレンジしてみるとよいと思います。
試験日程や申し込み方法は?
試験は、毎年、6月と11月頃に行われています。第1回の筆記試験は、6月、実技試験は、9月です。第2回の筆記試験は11月、実技試験は翌年2月です。
筆記試験に合格しないと実技試験は受けられません。受験料は、筆記試験と実技試験どちらもかかるので忘れないようにしましょう。
受験料
級 | 筆記試験料 | 実技試験料 |
---|---|---|
5級 | 2,000円 | なし |
4級 | 3,000円 | なし |
3級 | 4,000円 | 5,500円 |
2級 | 5,000円 円 |
7,000 |
1級 | 6,000円 | 8,500円 |
準1級 | 7,000円 | 10,000円 |
申し込みは、公式HPからインターネット申し込みです。4月頃から5月中旬まで可能です。
試験日程や申し込み時期は年度によって異なるので、家庭料理技能検定の公式サイトをチェックしてください。
まとめ
食育が騒がれる今、小中高で家庭料理技能検定を導入する学校も増えているんだそうです。医療福祉系派遣会社も教育の一貫として利用されている程、学校や企業からの認知度が高いです。
合格者の声を見ると、就職面接でアピールできた、管理栄養士として自身を持って働けるようになった、飲食店をやっていて新しい料理を提供する時に役立った、など、資格を取って満足している方がたくさんいます。
料理好きを社会へアピールしたい方は、家庭料理技能検定の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?