フードコーディネーターとは、具体的な商品を開発、レストランなどをプロデュース、販売促進、メディア向けの企画など、食にまつわるあらゆることに関わるスペシャリスト。
「フードコーディネーター」の資格を取ると食の専門家になれる!ということで、今日は、フードコーディネーターについて調べた資格の内容をまとめます。
- フードコーディネーターの受験資格は中卒以上!
- フードコーディネーターの試験
- フードコーディネーターの資格について
- 受験日や出題形式は?
- フードコーディネーターの合格率は?
- フードコーディネーターになったらどんな場所で活躍できる?
- まとめ
フードコーディネーターの受験資格は中卒以上!
フードコーディネーターは中学校卒業以上なら誰でも受験でき、資格取得がめざせます。
フードコーディネーターになるには認定校に通って学習する方法と、教本を購入して自宅で学習する方法とがあります。
認定校は全国に79か所。認定校で履修すると資格認定試験が免除され、全員3級認定資格が与えられます。
フードコーディネーターの教本が柴田書店から発行されていますので、教本で自主学習し、資格取得をめざす方法もあります。
用語集や過去の問題集も、同じく柴田書店から発行されています。フードコーディネーターに興味があるなら、まずはテキストを読んでみるのが良いと思います。
フードコーディネーターの試験
フードコーディネーターの試験には「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」の4つのジャンルで構成されています。
調理師や管理栄養士、栄養士などの特定資格をもっている方は、試験科目が免除されます。試験には1級から3級まであり、難易度によって区別されています。
フードコーディネーターの資格について
3級
フードコーディネーター3級は入門レベル。食に関する幅広い知識を修得できているかどうかが試されます。認定校で履修することにより、試験を受けることなく3級の資格が取得できます。試験会場は東京・名古屋・大阪・福岡の4か所。
2級
2級はフードコーディネーターのアシストレベル。食に対する知識はもちろん、顧客のニーズや欲求をとらえる能力や、コーディネート能力があるかどうかが試されます。2級になると3級とは違い「レストランプロデュース」「商品開発」「生産・流通・消費」の試験科目が追加されます。幅広い知識やコーディネート力が必要です。
1級
1級はフード業界のプロレベル。具体的な商品開発やレストランのプロデュースはもちろん、チームを組み、リーダーとしてチームをまとめ、最大の結果がえられるように的確な指示がだせるかどうか、その能力が試されます。
試験には1次試験と2次試験があり、1次試験は課題提出、2次試験はプレゼンテーションと面接になります。
受験日や出題形式は?
2017年3級の願書提出は6月中旬から8月上旬、試験は10月~11月に実施されます。
2級は1次試験の願書受け付けは5月上旬~6月上旬、一次試験は6下旬~7月上旬、二次試験の願書受け付けは7月上旬~8月上旬、二次試験は8月下旬の予定です。出題形式はマークシート方式です。
フードコーディネーターの合格率は?
2級の合格率は2014年では35.40%、2015年では43.00%とやや厳しい数字となっています。
1級では2015年の実績で40.00%と、こちらもやや厳しい数字です。3級の合格率は公表されていません。
フードコーディネーターになったらどんな場所で活躍できる?
フードコーディネーターの資格の活躍分野は多岐にわたります。新商品開発やレストランのプロデュース、メニュー開発、食のイベント企画・運営、雑誌や出版物の取材、編集、フードマネージメントなど幅広い分野で活躍できます。
資格というのは、活かすも殺すも自分次第なところがあるので、食に関わるお仕事に就きたい、もしくは食関係の仕事が天職だ!と思っているなら持つべき資格かと思いました。
まとめ
食のスペシャリスト・フードコーディネーターの資格を取得すれば、食にかかわる幅広い分野で活躍できます。レストランプロデュースや商品開発、フードマネージメントプロとしてスキルアップしたい方、就職、転職したい方におすすめです。