実用数学技能検定とは、公益財団法人 日本数学検定協会が主催・認定する民間資格です。
この実用数学技能検定は数学や算数の技能レベルを認定する試験ですが、単位認定制度や入試優遇制度とも連動しており進学のサポートになります。
これから実用数学技能検定を受験しようと考えている方に、お役に立つ情報をお届けします。
- 1級からシルバースターまで実用数学技能検定の認定級は15段階
- 高等学校卒業程度認定試験で「数学」が免除される
- 実用数学技能検定は単位認定制度や入試優遇制度で学生に有利
- 実用数学技能検定の必勝法は?
- まとめ
1級からシルバースターまで実用数学技能検定の認定級は15段階
実用数学技能検定の認定級は1級をはじめ、準1級、2級、準2級、3級と15ものきめ細かい段階にわかれています。
1級は大学程度・一般レベルとされており、準1級は高校3年程度(数学Ⅲ)相当と学力と認定級がリンク。
最下位級のかず・かたち検定は幼児向けの試験なので、実用数学技能検定はしたは幼児から上は大学生・社会人まで幅広く受験できるのが強みです。
高等学校卒業程度認定試験で「数学」が免除される
実用数学技能検定の1級、準1級、2級に合格すると、高等学校卒業程度認定試験の「数学」が免除されます。
高等学校卒業程度認定試験は、以前は大学入学資格検定(大検)とよばれており、なんらかの事情で高校を卒業することができなかった方にとって大学や専門学校への進学、就職への道をひらく心強い認定制度です。
実用数学技能検定は単位認定制度や入試優遇制度で学生に有利
大学や高校は単位を取得することで卒業することができます。実用数学技能検定の上位級に合格することで、卒業に必要な単位を取得することが可能です。
さらに一部の大学・短大・高等学校・中学校では、実用数学技能検定の上位級合格者は入試優遇制度で有利に進学できます。全国で約440校がこの制度を導入。実用数学技能検定は進学や卒業にメリットあり。
実用数学技能検定の必勝法は?
実用数学技能検定には関連書籍が多数発行されています。過去問題集や参考書をベースにして学習することで、出題傾向や問題の解きかたを学ぶのが合格への近道。
参考書だけでは物足りない、という方は各地で講習会や講座がひらかれているので参加するのも手です。有料ですが自宅で学習できるe-ラーニングにも対応しているので、マイペースで学習できますよ。
まとめ
実用数学技能検定は、受験者のレベルにあわせてきめ細かい受験級が選べるのが特徴。さらに上位級に合格すれば、単位認定や入試優遇措置、高等学校卒業程度認定試験でかなり有利になります。