測量士補は国家資格ですが大学や専門学校で所定のカリキュラムを履修すると、卒業と同時に有資格者になれるケースもあります。測量士補の勉強法や受験対策などについてまとめています。
- 測量士補になる方法は2つ
- 大学や専門学校に行くにはどれだけ学費がかかるの?
- 国家試験で測量士補になりたいならどんな受験条件が必要?
- 測量士補試験の合格率は約2~3割
- 試験対策は独学だけ?通信教育はある?
- まとめ
測量士補になる方法は2つ
測量士補になる方法は2つあります。まずは大学や専門学校を卒業する方法。文部科学大臣が認定した大学や短大、高校などで測量に関するカリキュラムを履修した方、また国土交通大臣の登録を受けた測量の専門学校で1年以上勉強した方など、ある一定の条件に当てはまる方は卒業後に測量士補として登録してもらえます。専門学校を卒業してすぐに測量士補を名乗っている方がいるのはこのためです。
または測量士補の試験を受けて合格すれば、測量士補を名乗り測量の仕事ができます。
大学や専門学校に行くにはどれだけ学費がかかるの?
測量士補を目指して大学や専門学校に進学する場合、どれくらいの学費が必要なのでしょうか?
例えば中央工学校の場合、測量科で勉強すると2年で約250万円の学費が必要です。かなり大きいですね。他の学校も学費に関してはそれほど大きな差はないはずです。
できるだけ負担を軽くして進学したいなら、奨学金を受給する、教育ローンを利用するなどの方法があります。
国家試験で測量士補になりたいならどんな受験条件が必要?
測量士補になりたいなら、専門学校や大学、高校で測量に関する勉強をする方法が一つ、そして測量士補の試験を受験して合格すると言う2つの道があります。
後者を選んだ場合、何か受験条件はあるのでしょうか?
結論から言えば受験に対して年齢や性別、学歴などは一切関係ありません。女性の方が測量士補の試験を受けていますし、高齢の方もチャレンジされています。
平等に受験できる試験なので、測量士補になりたい方は自主的に勉強しています。
測量士補試験の合格率は約2~3割
測量士補の合格率は約28%前後となっており、きちんとした勉強をしていないとなかなか合格できません。一度受験したからといってすんなり合格できるわけではなく、中には5回、6回と挑戦し続けている方もいます。
知人の方が「何度測量士補の試験に挑戦しても通らない」と悩んでいましたが、電卓の使用ができないため計算に時間がかかり問題が全部解けなかったそうです。
きちんと勉強しても思うように通らない試験なので、隙間時間を見つけて十分な準備をしておくことです。テキストや過去問題を解くのはもちろん、試験に合格した方がいれば合格のコツなども聞いておくとかなり参考になります。
試験対策は独学だけ?通信教育はある?
測量士補の勉強方法はテキストや過去問題を購入して独学で進める方法の他にも、通信教育を利用して勉強する方法があります。
通信教育の場合、DVDも付属している業者もありますので、使いやすく分かりやすい教材や業者を選ぶのがコツです。教材費が6万円以上掛かる高額な通信教育もありますし、投資した金額に相応しい結果が得られるのかよく検討してみてください。
通信教育はカリキュラムを受講すれば何か受験項目が免除されるなどの特典はありません。あくまでも試験対策の一つです。
まとめ
測量士補の試験は合格率が約28%と、やや難しいレベルの試験です。確実に合格するために、過去問を解きテキストを読むなどの事前勉強は必須。また不安な方は通信教育を利用するなどして試験対策をするのも手です。