歯科衛生士は国家試験で、受験のためには大学や専門学校などで所定の科目を修了することで受験資格が得られます。歯科衛生士の資格を取得する方法や資格を生かす道などをまとめています。
- 歯科衛生士になるには通信教育や独学でも可能?
- 専門学校に通うにはいくらお金がかかる?
- 歯科衛生士国家試験合格率は何と9割
- 歯科衛生士が働く職場は歯科クリニックだけ?
- 歯科衛生士の年収は約330万円
- 歯科衛生士は女性が多く将来性のある仕事
- まとめ
歯科衛生士になるには通信教育や独学でも可能?
歯科衛生士になるのに、通信教育や独学でも大丈夫なのでしょうか?歯科衛生士の勉強をするだけなら、それらの方法でも良いのですが、実際に歯科衛生士国家試験を受けようと思うと通信教育や独学では受験資格が得られません。
やはり歯科衛生士になるには大学や専門学校に通っていきちんと勉強する以外にないようです。歯科衛生士になるには現在3年間の通学が必要ですが、学費が掛かるため昼間は働き夜間勉強したい方のために、夜間部が創設された専門学校もあります。
専門学校に通うにはいくらお金がかかる?
とある歯科衛生士の専門学校では3年間通学した場合の全学費が約300万円となっています。夜間部ですと若干学費が安くなりますが大きな差はありません。そのため国の教育ローンや日本学生支援機構、各市町村などの奨学金を利用して通学されている方もいます。昼間に働きながら勉強したい方は夜間部のある学校に通うのが一番です。
夜間部併設の専門学校は数が少ないのですが、学費や生活費を稼ぎながら学ぶためには夜間部のある専門学校を探すしかありません。
歯科衛生士国家試験合格率は何と9割
厚生労働省の発表によると、平成27年度の歯科衛生士国家試験の合格率はなんと96.1%で平成30年もほぼ同様の数字になっています。
専門学校や大学を卒業して歯科衛生士国家試験を受験すれば、ほとんどの方が合格されているのです。「かなり問題が易しいのでは?」と思ってしまいそうですが、やはり3年間きちんと勉強した成果と言えそうです。歯科衛生士になるには専門学校や大学でしっかり学びとおせるかどうかが重要です。
歯科衛生士が働く職場は歯科クリニックだけ?
歯科クリニックでの看護師のような役割を果たす歯科衛生士。力仕事は必要なく細かい作業をする能力と根気強さが必要なので女性が多く就業されています。多くの歯科衛生士は歯科クリニックで働いていますが、活躍の場はクリニックや病院ではありません。
介護施設で高齢者の方の口腔ケアや口腔内のチェックを行ったり、訪問歯科のお仕事をされている方もいます。
また企業で歯科関連の医療機器を企画・設計する仕事に就いている方もいますし、歯科衛生士の専門学校で働いているケースもあり働き方は広いです。
歯科衛生士の年収は約330万円
歯科クリニックではほぼ在籍している歯科衛生士ですが、年収は約330万円となっています。ほかの職業に比べると年収が低いように感じてしまいますが、女性が働いて年収300万円以上稼げる仕事ですのでかなり有利です。
また歯科衛生士が主に働いている歯科クリニックは、コンビニの1.6倍多く存在していると言われるほど数が多く求人にも困りません。一生の仕事として続けていくのにふさわしい仕事です。
歯科衛生士は女性が多く将来性のある仕事
歯科衛生士は女性が多く資格を取り活躍されています。細かい部分の手作業が多く、さらに口腔ケア指導などで若い方だけではなくお子さんや高齢者ともスムーズにやり取りしなければならないため女性の方が向いているからです。
一度資格を取得すれば一生の仕事として続けていけますし、子育てで仕事を辞めても復帰しやすいのがメリットです。将来性のある仕事として多くの女性が学んでいます。
まとめ
歯科衛生士は大学や専門学校で学ばなければ国家試験が受験できません。学費や生活費がかかりますが資格取得後は安定した仕事として続けていけるのが大きな魅力です。